「大滝詠一カバーライブ with サミーコイワ 2026秋」を終えて【全12曲振り返りスペシャル】

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皆さん、こんにちは。サミーコイワです。

2026年10月31日、秋の深まりとともに開催いたしました「大滝詠一カバーライブ with サミーコイワ 2026秋」、無事に終了いたしました! 今年7月の夏ライブに続き、今回も画面越しではありますが、たくさんの温かいコメントやスーパーチャットをいただきながら、皆さんと一緒に濃厚で楽しい時間を過ごすことができました。ご視聴いただいた全ての皆様、本当にありがとうございました!

今回のライブも情報量・熱量ともに盛りだくさんでしたので、本編10曲+アンコール2曲の全12曲と、そのあとの後半のトークコーナーをじっくり振り返ってみたいと思います。お時間のある時にゆっくりお付き合いください。

【全12曲】演奏・アレンジ完全振り返り

今回のセットリストは、秋を感じさせる名曲を中心に、大滝詠一さんの作詞・作曲作品から松本隆さんとの黄金コンビ作品、さらにはカバーやデュエットまで、実験的かつ贅沢な構成でお届けしました。

1. 名月赤坂マンション

  • 【演奏の振り返り・訂正】 ライブ中のMCでうっかり「11月の曲」と言ってしまいましたが……すみません!大滝さんのアルバム『ナイアガラ・カレンダー』では「9月の曲」でしたね!盛大に勘違いして喋ってしまいましたが、秋の幕開けには絶対に外せない名曲です。

  • 【こだわりポイント】 冒頭の風の音や尺八の雰囲気をどう再現するか悩み抜いた結果、なんと一本木の「尺八」を実際に購入して練習に挑みました(笑)。さすがに完全に吹くのは難しく一部シンセサイザーの音も合わせました(超リアルな尺八ソフト音源も高額です)が、最後の「あ、出た!」というオチも含めて楽しんでいただけていたら幸いです。

2. 座読書

  • 【演奏の振り返り】 秋の配信ライブとしては実に5年ぶりの披露となりました!前回の2021年秋ライブと聞き比べてくださった方もいらっしゃるかもしれません。

  • 【こだわりポイント】 「座って踊る」軽快なリズムと独特の言葉遊びが詰まったユーモアあふれるナンバー。「背筋伸ばしバランス」のところに来ると反射神経的に背筋が伸びます。大滝さんのあの絶妙な軽妙さと味わい深さにはまだまだ及びませんが、5年前よりは少し成長した姿をお見せできたのではないかと思っています。

3. 思い出は霧の中

  • 【演奏の振り返り】 こちらも5年前の秋ライブ以来の選曲です。大滝ファンにはおなじみですが、この曲は1番と2番で歌い方のニュアンスが全く異なるのが大きな魅力です。

  • 【こだわりポイント】 1番は情感を込めつつも「さらっと」歌い上げ、2番からは「青い霧が…」のフレーズをはじめ、かなり熱量を込めた「やりすぎ感」をテーマに歌いました。オリジナルの持つドラマチックな世界観を感じていただけたら嬉しいです。「SOLINA」というストリングスシンセサイザーの音も入ってます。

4. ナイアガラ・ムーン

  • 【演奏の振り返り】 大滝さんが昔のライブで披露されていた「ライブバージョン・アレンジ」の完全再現に挑戦しました。

  • 【こだわりポイント】 冒頭、ストリングスの美しい旋律にリズムボックスの「キコキコ…」という電子音が重なってイントロへ入っていく、あの独特でロマンチックな世界観を再現しました。配信だからこそじっくり構築できたこだわりのアレンジです。

5. 魔法の瞳

  • 【演奏の振り返り】 ここからは作詞・松本隆さん、作曲・大滝詠一さんのタッグ曲コーナーへ突入です。松本さん、お待たせしました!(待ってない。。)

  • 【こだわりポイント】 とにかく音の仕掛けや効果音(SE)がこれでもかと詰め込まれた、最高にキュートで贅沢なポップチューン。生のリアルライブで音を全て再現するのは極めて難しいため、配信ライブならではの表現として限界まで音を可愛く・華やかに飾り付けてお届けしました。1音1音、時間をかけて再現しました。

6. 銀色のジェット

  • 【演奏の振り返り】 疾走感あふれるメロディーと哀愁が同居する隠れた名曲。

  • 【こだわりポイント】 ボーカルはもちろんですが、この曲は指引きでプレイする間奏のギターソロにぜひ注目していただきたいポイントです!ピックを使わずに弾く繊細なアプローチと、切なくも力強いソロのトーン・ニュアンスを再現できるよう、魂を込めて弾き倒しました。

7. 木の葉のスケッチ

  • 【演奏の振り返り】 松本隆さんの詩世界が心に深く刺さる、秋の深まりにぴったりの繊細なバラード。

  • 【こだわりポイント】 以前の彼女に駅のホームでばったり再会するという、都会(まち)がくれた粋な計らい、そして罪な偶然。ついお前と呼びかけそうになる彼女に、話すことは山ほどあるのに途切れたままの話題。「食事はどう?」って尋ねると一瞬困った表情をした彼女。その様子を見た彼は「じゃあ 引き止めてごめん」。枝を離れてしまったふたつの葉はもう、風に散るしかないんだね。稀代の作詞家、松本隆さんの描写には歌いながら毎回胸が締め付けられます。松本さんの紡ぐ言葉の表現力と、哀愁漂うメロディーの世界観を大切にお届けしました。

8. The Very Thought of You (Duet with Shinhee)

  • 【演奏の振り返り】 大滝さんがかつてシリア・ポールさんとデュエットしたジャズ・スタンダード。今回一番の挑戦であり目玉となった、韓国の女性ジャズシンガー・Shinhee(シンヒ)ちゃんとのスペシャルデュエットです!

  • 【こだわりポイント】 K-POPグループ風のチャーミングなルックスでありながら、いざ歌うと本格的で力強いジャズボーカルを聴かせるそのギャップに、その歌を聞いた瞬間からもう「ポテンシャルしか感じない!」と衝撃を受け、オファーをしました。ノーギャラでの依頼にもかかわらず「日本のファンの皆さんに聴いてもらえるなら」と快諾してくれた、プロとしての姿勢にも深く感謝しています。彼女はライブ活動以外にTikTokなどでも一生懸命活動されていて、本当に魅力的で才能あふれるシンガーです。いつか本国・韓国でも大ブレイクしてほしいと心から応援しています!YouTubeにてデュエットの完成版動画(単体)もアップ予定ですので、どうぞご期待ください!

9. 恋するカレン

  • 【演奏の振り返り】 アルバム「A Long Vacation」の後半の目玉、ナイアガラ・サウンドの金字塔とも言える大名曲。

  • 【こだわりポイント】 実は歌唱的にはものすごく難易度が高く、僕にとっても長年の「宿題」のような曲です。ここ数年で少し掴みかけた感覚があったのですが、今回歌ってみてまだまだ修行が足りないと痛感しました(笑)。これからも追求し続けていきたい大切な一曲です。今回は「オリジナルの歌はサラッと歌ってして僕のようにしつこくない」という勘違いのせいで、ただのサラッサラの歌い出しになってしまったことを反省。「そんなに簡単な歌じゃないんだな、これが」「まだまだだな、ムフフ」という、大滝さんの微笑む顔が浮かびました。

10. 君は天然色

  • 【演奏の振り返り】 本編のラストを飾るのは、大滝詠一さんの代名詞であるこの曲。

  • 【こだわりポイント】 今回は、小三郎さんからお借りしている、永井博さんのイラストがあしらわれたブルーのギター(藤原大輔氏がSKBで使用していたFENDER社製、ストラップもかっこいい!)」を手に演奏しました。弾きやすさはもちろん、あの鮮やかなポップ・サウンドを体現する爽やかクールなギターで本編を締めくくることができました。

【アンコール】

11. 風立ちぬ

  • 【演奏の振り返り】 まさかアンコールがいただけるとは思わず、しっかり用意していたこの曲。秋の歌として誰もが知る永遠のメロディーをお届けしました。

  • 【こだわりポイント】 松本隆さんの「涙顔」(泣き顔でも、涙声でもない)という言葉選びや、「なぜ主人公は1人で高原のテラスに行き、風のインクで手紙を書いたのか?」そこからどうやって「一人で生きていけそうね」という境地に至ったのか、、ミステリアスな世界観に思いを巡らせながら大切に歌いました。歌詞の最後で主人公が「夏から秋への不思議な旅です」と締めくくっていますが、まさに今回の秋ライブそのものを象徴するような一曲です。大滝さん自身も「一生に一度だぞ」と言ってセルフカバーされた特別な名曲を噛み締めながら演奏しました。

12. 夢で逢えたら

  • 【演奏の振り返り】 ライブのフィナーレを締めくくるのは、この曲!そして今回の目玉でもある初公開のニューアレンジでお届けしました。

  • 【こだわりポイント】 前半はストリングスとハープシコード(チェンバロ)を中心とした静かな語り調でじっくりと聴かせ、そこからドラムの「ダカダカダカ!」という合図とともに、後半のドラマチックなフルバンドアレンジを全面的に押し出す構成へと展開していきます。たまたま当てはめてみた時に自分自身でも「これだ!」とグッときたアプローチで、最高の締めくくりとなりました。

後半のMCで飛び出した裏話と本音

演奏後のトークコーナーでは、いつものようにチャットを通じて皆さんと温かい時間を共有させていただきました。

  • 6年目にして気づいた「スロープ」の存在、衝撃の事実!! 毎回、重い機材(ギター3台、ミキサーやビデオカメラなど数十キロの機材)をスタジオへ運ぶ際、入り口の石段3段に苦労していたのですが……なんと6年目にして反対側に「スロープ」があるのを発見!「もっと早く気づきたかった!」という告白に、チャットも大盛り上がりでした(笑)。今後は天板付きのカートの導入を本気で検討中です(その名もロックンローラーというカートと天板合わせて数万円、、冬ライブも台車で往復決定!笑)。

  • リアルライブへの試行錯誤とファンの皆さんへの感謝 都内の小ホールなどの土日枠抽選に連敗中である現状や、平日の夜開催の可能性について皆さんに相談させていただきました。 過去のテレビ出演時の苦い思い出、大家族(子ども10人!)を育てるプライベート路線でのブレークに対する葛藤、YouTubeチャンネルBANなど、決して平坦ではない道のりでしたが、チャットで寄せられた「サミーさんを見つけた時の感動は忘れられない」「続けてくれる限りどこへでも行きます」という温かい言葉に、どれほど勇気をもらったか分かりません。

おわりに

「人生は戦い、そして音楽の旅は続く」――。 色々と思い悩むこともありますが、やっぱり僕には大滝詠一さんという素晴らしい音楽があり、松本隆さんという素晴らしい詞があり、それを一緒に愛し、応援してくれる皆さんがいます。

次回は12月30日の冬のライブ、そして来年こそ実現させたいリアルライブに向けて、ロックンローラーカートを手に入れて(笑)、自分らしく一歩一歩、重い荷物を力強く押しながらコツコツと歩んでいきます!冬のライブで聴きたいリクエスト曲がありましたら、XやYouTubeでお気軽に呟いてくださいね。

今回見逃してしまった方も、ぜひアーカイブで秋のナイアガラ・サウンドをお楽しみください!

👉 アーカイブ視聴はこちら: 大滝詠一カバーライブ with サミーコイワ 2026秋

本当にありがとうございました!また冬にお会いしましょう!



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